結婚のすべて

同性結婚について

日本での同性結婚

日本での同性結婚

現在、法律の上では認められていない同性カップルの結婚ですが、日本も少しずつ受け入れる準備を整えているようです。1998年10月埼玉医科大にて、日本で初めての性同一性障害者の性転換手術が行われました。しかし、戸籍上の性別は元のままで、結婚もできなければ就職すら困難であるという状況に、2001年5月埼玉医科大で手術を受けた4人を含めた6人が、戸籍上の性別表記の訂正を求めて、各地の家庭裁判所に申し立てを行いました。

日本での同性結婚

そして、2003年7月、国会で「性同一性障害者の取扱いの特例に関する法律」が成立したのです。その条件は、下記の通りです。

  1. 2人以上の医師が性同一性障害と診断する
  2. 20歳以上である
  3. 申請時に結婚していない
  4. 子供がいない
  5. 性別適合手術を受けている

これらをクリアしていれば戸籍の性別変更申請が認められるようになりました。この手続きを踏めば事実上ゲイカップルの結婚は可能というわけです。

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同性結婚〜日本〜

同性結婚〜日本〜

日本の憲法では、3章第24条によって「婚姻は、両性(男性と女性)の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」と定めらおり、同性結婚は現在認められていません。しかし、現実には多くの同性カップルがおり、カナダやスペインの法案を羨ましく思っているはずです。

同性結婚〜日本〜

更に日本では、同性カップルへの、事実婚のような法的保障は何もありません。共有財産も認められず、遺産、年金、保険金ももらうことができません。人権問題の課題のひとつとして「性的嗜好を理由とする差別をなくす」ことがあげられ、国会の憲法調査会でも若干の議論はされたようですが、具体的な取り組みはされないままです。アメリカやカナダほど、同性愛が身近になっていないだけに、日本では生活上必要な最低限の保障もないのが現実です。

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同性結婚〜アメリカ〜

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アメリカでは、州や郡によって同性結婚に対する見解が違います。1996年クリントン元大統領の署名によって成立した「結婚防衛法」という連邦法では、結婚の定義は男女間となっています。

しかし、マサチューセッツ州では、2003年11月に州の最高裁が「同性の結婚を認めないというのは、全ての人を同等に扱うという州の憲法に違反したものである」という決断を下し、同性結婚を認める動きとなりました。また、オレゴン州マルトノマ郡では2004年3月から同性カップルにも結婚証明書を発行しています。

同性結婚〜アメリカ〜

1998年オレゴン州最高裁判決によって性嗜好での差別が禁止されているとの理由からです。サンフランシスコでは、2004年2月に市長が同性の結婚にも証明書を発行するようにとの通達を出し、これによって何千組ものカップルがサンフランシスコで結婚しました。そんな中、現在約38もの州が同性結婚を禁止する措置を取っており、多くの同性カップルが法廷で争っています。

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同性結婚〜スペイン〜

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2005年6月、スペイン下院は同性カップル間の結婚と養子受け入れを認める法案を賛成187、反対147で可決しました。その後7月、国王の署名をもって施行されるに至りました。

施行されるとすぐに、多くの同性カップルが婚姻の手続きを始めました。中には、30年も付き合ってきたという男性カップルもいて、ようやく結婚式を挙げることができたと話題になりました。また、マドリッドの市民登録所ではたった1日で3組が同性結婚手続きを行い、40組もの問い合わせがあったことなど、これはスペインでも待ち望まれた法案だったようです。

同性結婚〜スペイン〜

  しかし、一方が外国人の同性カップルの婚姻が拒否されたなど、施行されたばかりで手続きにトラブルが発生しているのも事実なようで、今後それらのトラブルをどう解決していくかが一つの論点になっています。

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同性結婚〜カナダ〜

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2005年7月、カナダは世界で第3番目に同性結婚を合法化した国となりました。議論が重ねられた同性結婚法案でしたが、上院47対21の決議によって賛成派が勝利し、可決しました。カナダではこれ以前より、同性結婚の認可を求める裁判が行われており、7州の裁判所が従来の婚姻の定義は憲法に違反するとの意見を出していたのでした。

同性結婚〜カナダ〜

  オンタリオ州トロント市は、北米初、同性婚を認めたとして注目を集めました。オランダやベルギーでは、それらの国の国籍か永住権を持つ人にのみ認められた法案でしたが、トロントではそういった条件はなく、外国人にも婚姻証明書を発行するとしています。そのため、世界各地の同性カップルから問い合わせが殺到しました。しかし、外国人の場合、婚姻の効力はその国の判断に任されるとしています。

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同性結婚〜ベルギー〜

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2003年1月30日、ベルギー下院が同性婚を認める政府提出の法案を可決しました。これは2001年4月に同性結婚法が施行されたオランダに続くもので、世界で2番目にあたります。しかし、ベルギーでは、すでに「登録パートナーシップ制」は同性カップルにも適用されていたので、同性カップルの認可という意味ではベルギーは非常に進んだ国であると言えるでしょう。

同性結婚〜ベルギー〜

この法案が施行されたのは、2003年6月で、ベルギーの民間調査団体が主要6都市で調査したところ、2003年9月までの4ヶ月間で139組の同性婚姻者が誕生し、その比率は全体の婚姻比率の約4.9%にのぼると言われています。興味深いことに、これらの婚姻者たちの3分の2は男性同士のカップルでした。この法案では、男性カップルが養子を取ることはできません。養子縁組に関しては、レズビアンのカップルで血のつながった母親のみが合法的な片親として認められています。

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同性結婚〜オランダ〜

同性結婚〜オランダ〜 同性結婚〜オランダ〜

オランダでは2000年オランダ議会上院において、同性結婚が認められました。この法律によって、同性のカップルにも男女の結婚と同じ権利を与えられるようになりました。この法律が施行された2001年4月1日には、男性同士3組、女性同士1組の結婚式がアムステルダム市長によってとり行われましたが、政府閣僚も出席するなど、その結婚式はテレビ中継され、一大ニュースとなりました。

同性結婚〜オランダ〜

オランダで施行されたこの法律は、厳密には異性同士の結婚と全く同じ権利が与えられたとは言えないようです。もちろん、財産や相続、社会保障などは異性同士の結婚と同等権利を持ちますが、海外から養子を迎えることはできず、また、永住権を持たない外国人はオランダで結婚できないなどの規制もあります。

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同性結婚〜デンマーク〜

同性結婚〜デンマーク〜 同性結婚〜デンマーク〜

デンマークは世界でいち早く同性結婚を認めた国です。1989年、同性間の凖婚姻制度を導入しました。これによって相続、扶養、財産、社会保障、税金などは、異性間夫婦と同じ扱いを受けられます。つまり、パートナーの財産を相続する正当な権利を得ること、保険など、パートナーの扶養になること、お互いの財産を正当に共有すること、個人が2人ではなく夫婦として税金を収めることが可能になったのです。

同性結婚〜デンマーク〜

しかし、あくまで準婚姻制度なので、通常の婚姻と全く同じ権利が与えられたわけではありません。教会での挙式はできませんし、また、養子を迎えることもできません。つまり、デンマークでの同性結婚とは、2人だけの結びつきでその後、家族が増えることはない結婚スタイルになります。しかし、何年もの間、認められずにきた関係が、全てではないにしろ国に認められたということが、その後の世界の認識を変えるるきっかけとなったことは間違いありません。

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